ワンポイントレッスン   

 水揚げについて

秋の気配が日に日に深まるこの頃です。
お花も一息ついたようですね。

お花が切取られることをさだめとしているなら
少しでもその命を延ばしてあげることが私達のつとめでしょう。


 まず水切りをしましょう

水の中で切り口の少し上を切ります。簡単でほとんどの花材に有効です。

切り口を斜めに切る、縦に割る、ほそいものはカッターなどで縦に筋を入れる、切り口をたたいてつぶす。

など水を吸い上げる面積を広く取りましょう。

                   深水に浸けましょう

水切りしたのち水を深めに張ったバケツなどにしばらく浸けておきます

お花の部分を湿った紙で包み切り口を焼く、また煮る、その後深水につけます

  薬物を使います

市販の水揚げ材、アルコール、酢酸、酢水につける。塩、ミヨウバンなど切り口にすり込みます。

 毎日水を取り替えましょう

根もとが腐らないように水を新鮮に。

飾る場所も冷暖房の風を直接受けないところ。お部屋は閉め切ったままにしないこと。

花材がしおれたら逆水(花を逆さに持って水をかける)を打ち、大きめのバケツの中で水切りをし

深水に2〜3時間ほどつけておきます。


 花を扱ったら必ず手を洗いましょう

切花も病気、害虫を防ぐため農薬を使っています。

また花材そのものの樹液などにかぶれの原因となる成分が含まれていることもあります。